5月中旬のトレーニング中に負傷し、左足第5中足骨基部疲労骨折で戦線を離脱していたMF下田光平選手が11日、チームの全体練習に合流しました。この日のトレーニングではサブ組のシュート練習や3対3などに参加。合流初日の練習を終えた下田選手は「骨が付くまではこういう練習をやってこなかった。やりながらコンディションを上げていかないといけない。今日練習してまだまだ自分の中では動けないと感じた。3対3をやっても体が付いていかない。けがをしたことは割り切って一つひとつこなしていければ」と合流初日の感触を話してくれました。
手術後は左足を地面に付けることができないため、体幹トレーニングや腹筋などの筋トレを中心に行い、ダッシュや走れるようになったのは左足でボールを蹴れるようになったここ2、3週間前から。10日にドクターから練習合流のゴーサインが出て、オフ明けの11日の練習からトレーニングに参加する運びとなりました。
外からチームの試合を見ていた下田選手は、最近のチームについて「しばらく勝てない時期が続いても、つなぐサッカーを継続してきて、それが最近は結果につながりつつある」と分析。試合復帰のプランについては、「どうやっていまのチームで自分を出すのかということもあるけど、一つの駒としてチームに貢献できるように、チームの良い流れに乗っていきたい」と話しています。
「これから終盤戦に入るので何としてもJ2に残留して来年につながるようにしたい。長い間休んだぶんを何とかしないといけないし、コンディションをフィットさせて早く試合に絡めるようにやっていきたい。ボールを奪うことや守備的な仕事ができる特長を早く取り戻して、チームに貢献できれば。いつでもいけるように集中して準備したい」。帰ってきた背番号28は、終盤戦への意気込みをこのように語ってくれました。
最後に復帰を待ちわびた町田サポーターへのメッセージを紹介して、今回のブロゴラを終えたいと思います。
「シーズンは残り10試合。チームとして勝って残留して終われるように、そして天皇杯もある。上まで行ってできるだけ長くシーズンを戦えるように。できれば12月の終わりまで、そして来年の元日まで…」
(町田担当 郡司聡)
2012/09/12 08:00