
およそ4カ月、負傷で離脱していた植草裕樹選手が11日、全体練習に合流しました。
行われたシュート練習では、飛び交うシュートを右へ左へセービング。元気な姿をいぶきの森球技場で披露してくれました。練習後、大学の後輩・奥井諒選手が“ダンディー”と称した渋い風貌から飛び出してきた言葉は、しみじみと、感慨深く、喜びをかみしめたものでした。
「復帰するまで(武田)治郎さんと、みんなと時間帯は違いましたけどセービングとかの練習はしてました。きょうは思っていたよりも、できましたね。本当に良かった」
「練習試合のときのストレッチで『なんか痛いなあ』『おかしいなあ』って。曲げたり、ちょっと動かしただけででも痛くて。そこからですね。帰りに車を運転してても痛いし、おかしいなあって。一番ひどいときは、車に乗ってるだけでも痛くて、ボールも蹴れないし、もうサッカーできないんじゃないかって思いました。超ツラかったですね」
「移籍してきて、すぐに離脱して。やべえなって思いながら。本当に申し訳ないなって。もう、死にたかったっす(苦笑)。だって全治が分からなかったんです。骨折とかならすぐ分かるんですけど、それが分からないから、いつ復帰できるかも分からない。でもトレーナーの岸本さんとか、ずっと一緒にやってくれて。今年中に復帰できて超良かった。よく乗り切りましたよ。メンタル強くなりました。成長です(笑)」。
移籍して新天地での活躍、チームへの貢献を期した今シーズンだっただけに、離脱中の心中は決して穏やかなものではなかったでしょう。言葉の節々からは、そんな葛藤からようやく開放された喜びがにじんでいます。
「4カ月ぶりなんで、まだまだ厳しいとは思います。取りあえずはコンディションを上げて。少しでも早く万全の状態に戻せるようにやっていきたい。それが当面の目標です」
大学の後輩・奥井諒選手が“ダンディー”と称した渋い風貌とはちょっと異なる、ゆったり感が持ち味の植草選手。なにわなくとも「お帰りなさい」ですね。
(神戸担当 小野慶太)
2012/09/11 22:11