FC町田ゼルビアは26日(日)、NDソフトスタジアム山形でJ2第31節・モンテディオ山形戦を戦います。24日・25日発売の『EL GOLAZO』(エルゴラ)では紙幅の関係上、町田視点のマッチプレビューを掲載できなかったため、今回のブロゴラで掲載します。【写真/徳丸 篤史】
8月の町田は現在、2勝2分と好調をキープ。現在のチームにはオズワルド・アルディレス監督も手ごたえをつかんでいます。「J2は7、8チームが上位を争うリーグで山形もその中に入るが、アウェイで千葉に勝ち切った経験を生かしたい。われわれはいい状態で試合を迎えるので勝つチャンスはあると思う」と、町田は連戦の中のアウェイゲームながらも必勝態勢で臨みます。
試合のポイントはセットプレー。山形は石川竜也選手や、前回対戦では累積警告で出場していなかった宮阪政樹選手など良質なキッカーがそろっており、セットプレーはチームの一つの武器となっています。町田はセットプレーでの守備に難を抱えており、失点するケースも少なくありませんでしたが、ここ最近は「セットプレーで最近はやられていないし、安定している」と藤田泰成選手は話しています。もちろん、ゴール前の危険な位置でセットプレーを与えないことも重要です。
また、山形は夏の移籍市場でJ1・C大阪からMFブランキーニョ選手を獲得。彼は山形加入後、トップ下のポジションで攻撃をけん引しており、リベロの田代真一選手は「ブランキーニョを経由して攻撃が始まるからそこはケアしたい」と警戒を強めています。
町田も山形と同様に夏の移籍市場で新戦力を獲得しています。DFイ・ガンジン選手は町田加入後3試合連続無失点に大きく貢献。そして、FC東京から期限付き移籍の幸野志有人選手は24日(金)の紅白戦で主力組に入り、山形戦での先発が濃厚となりました。途中出場で強烈なインパクトを残した前節・鳥取戦での活躍が認められた格好です。アルディレス監督は「シュウトは特別な動きをする選手。素晴らしい視野を持っている。前節はゲームを変えた選手だった」と絶賛しています。19歳の若武者の活躍に期待が集まります。
山形戦は3連戦の締めくくり。副将の田代選手が「ここまでいい流れで来ているし、いい形で連戦を締めくくりたい」と話しているように、“3連戦勝ち越し”を目指して町田はアウェイの地へと乗り込みます。J2第31節・山形vs町田はNDソフトスタジアム山形で19時キックオフ!
■FW 7 勝又 慶典選手コメント
「(山形戦は3連戦の締めくくりだが?)ここまではいい流れで来ている。自信はある。個人としては前節もビッグチャンスが来ているわけだから最低でも1本は決めないといけない。ここで負けたら意味がない。アウェイだけど、積極的に勝ちに行きたい」
■MF 33 幸野 志有人選手コメント
「相手がどこだろうとやれると思うので、上位相手だからとかは関係なく試合に臨みたい。個人としてはシュートも打てるようになってきたし、ゴールを狙っていきたい。もちろん一発決めたいと思っている。チームとしては3連勝できなかったので、アウェイだけど、ここからまた連勝できるように戦いたい」
(町田担当 郡司聡)
2012/08/25 15:00