
23日の日本代表練習で、鈴木大輔が主力組と思われるチームに入った。ディフェンスラインで中国戦から変更があったのは、森重真人→鈴木大輔のみ。ロンドン五輪ベスト4に貢献した柏のCBが、豪州戦で先発起用される可能性が高まった。
「試合に出たときにアピールするだけですね。練習ではチームのやり方を整理して、声を掛け合ってやっています。それが実戦でどれだけ出せるか」
CBの右側に入り、栗原勇蔵と初めてコンビを組んだ鈴木は、練習でも積極的に声を出してこまめにポジショニングを微調整していた。ロンドン五輪代表では吉田麻也、柏では近藤直也らがリーダーシップをとっていたが、鈴木もライン統率に優れるタイプ。物怖じせず、守備陣を引っ張る。
「自分から声を出してやっていくつもり。試合でも、それが出せるようにしたい」
日本代表デビューを目前に控えるなか、少し高揚した面持ちで語った鈴木。24日の前日練習でも周囲と積極的にコミュニケーションをとって、ギリギリまで連係を高めていくつもりだ。今季、ACLでも東アジアの列強と対峙してきた鈴木が、青いユニフォームでも強じんな相手をシャットアウトできるか。(現地取材記者・田中 直希)
15日、東アジアカップ(20~28日)に向けた日本代表メンバー23名が発表された。欧州所属選手に加えてJ2所属の今野泰幸、遠藤保仁が呼べない今大会は、“J1選抜”とも言うべき選手が選ばれ…続きをみる(BLOGOLA編集部)
2013/07/23 22:54