神戸は11日、関西ステップアップリーグ・京都戦を東城陽で実施。キックオフ前には、2年前の3月11日に発生した東日本大震災の犠牲者を追悼するため、1分間の黙祷が捧げられた。
試合は京都に2点を先取される苦しい展開。ただ後半、森岡亮太、有田光希の2トップ、杉浦恭平、松村亮の2列目が巧みに連係、終盤の15分間で3ゴールを上げ、劇的な逆転勝ちを収めた。
3ゴールに絡んだ森岡は「最初は相手のスピードを受けてしまった。それで後手に回り流れが悪かったですね。後半は相手も間延びしてきたので、効率的に裏を使えるようになった」と分析。絶妙のスルーパスやトラップ、質の高いクロスやウラへの飛び出し。いずれも躍動感がみなぎった森岡だが、安達亮監督は厳しく彼の状態を評価する。「厳しい言い方ですけど、当たり前。あいつは神戸でもっと輝いてもらわないといけない選手」。
激しい前線のメンバー争いへ、背番号「10」はアクティブにしかけていく。
(神戸担当 小野慶太)
2013/03/11 18:52