11日、南京でACLグループリーグ第2戦・江蘇舜天対仙台の試合前日練習と公式記者会見が行われた。この日は東日本大震災発生から2年後となる。
手倉森誠監督は記者会見でチームの状態などを話す前に、「その前にひとつ、話したいことがあります」と、東日本大震災の発生から2年が経ついまの思いを話した。アジアの舞台で被災地のチーム・仙台が健闘することの意義、各国からの支援への感謝などが述べられたなかで、12日の試合についても手倉森監督は健闘を誓った。
選手を代表して会見に同席した林卓人も「日本だけでも風化させてはいけない出来事を、今こうして中国でもベガルタ仙台を通じて知ってもらえることで、アジアの架け橋になれれば」とコメントした。
チームはこの日の練習を始める前にも、黙祷を行っている。
(仙台担当 板垣晴朗)
2013/03/11 18:52