9日にホーム開幕戦を迎える甲府だが、相手のC大阪には城福浩監督の教え子がいる。森島寛晃、香川真司、清武弘嗣と受け継がれるC大阪のエース番号「8」を今季から背負う期待のアタッカー柿谷曜一朗だ。06年のU-16アジア選手権、翌年のU-17W杯では城福ジャパンの一員として攻撃の中心を担った。
昨季のリーグ戦で11得点と台頭し、今季の開幕戦も決勝ゴールを挙げた彼について、城福監督は「点を取りさえすれば、次の日本を背負うべき選手になれるとうい意識は持っていた」とエールを送る。一方でその彼の才能が、次戦は甲府の障害になる。「そういう選手になりつつある彼をいかに阻むかを、われわれは問われている」。「彼だけに目を奪われないようにはしたい」と気を引き締めていた。
(甲府担当 大島和人)
2013/03/06 20:00