多くの日本人選手が活躍する今季の欧州サッカーですが、中でも序盤戦は、香川真司選手に清武弘嗣選手、そして乾貴士選手と、元C大阪勢の活躍が目立ちます。彼らの所属するクラブの試合は、録画や再放送も駆使しながら、なるべく全ての試合を見るようにしていますが、昨夜のブンデスリーガでは、2連覇中のドルトムントに、昇格組でありながら開幕4連勝中のフランクフルトが挑む注目の一戦がありました。
前半はドルトムントに内容で押し込まれ、スコアでも0-2とリードされながら、後半のフランクフルトの巻き返しは凄かったですね。そして、その中心にいたのが乾貴士選手でした。ヘッドでゴールを決めた瞬間は、深夜にも関わらずテレビの前で声を上げてしまいました。それにしても、同じく打ち合いとなった第3節のハンブルガー戦もそうでしたが、多少守備に目をつぶっても攻撃的に前に出るフランクフルトのサッカーは面白いですね。
1つ前の試合では、清武弘嗣選手が所属するニュルンベルクとの対戦もありました。清武選手も、初の海外移籍で得点にアシストにと、チームの中心選手として印象的な活躍を続けています。少し前まで2人と共にプレーしていたC大阪の選手にとっても、彼らの活躍は刺激になっているでしょう。
清武選手と共に五輪でも活躍した扇原貴宏選手は、「刺激は受けますし、さらに自分たちも頑張らないといけないという気持ちになります」と話す。そして、清武選手と仲の良かった山口螢選手も、「いつか自分も(海外へ)行ってみたいという思いはあるけど、今はJリーグでしっかりプレーすることだけを考えています。キヨくんとかに刺激を受けながら、自分も成長していけたらと思います」と話しています。
また、乾選手のブログにもたびたび登場する丸橋祐介選手は、「3試合連続ゴールとか、凄いですよね。(乾選手とは)結構連絡は取っていますね。『面白い写メ送って(笑)』とか言ってきます(笑)」と、遠くドイツから、乾選手からのむちゃぶりを受けているようでした。
(C大阪担当 小田尚史)
2012/09/26 21:59