今節の明治安田J1・1st・第6節、ホーム神戸戦に向け、川口尚紀は「スタメンで出たい!」と意気込んでいる。というのも、ビッグスワンで先発したのは、2014年4月16日のナビスコ杯甲府戦(1〇0)が最後。リーグ戦は2013年10月27日の湘南戦(3〇2)にまでさかのぼる。いずれも球際のゆるさから途中交代になったり、オウンゴールに絡んだりと、苦い思い出だ。
今季は球際での力強いプレーを見せており、柳下正明監督も「レナト(川崎)や金崎(鹿島)を抑えられるようになった。成長している」と評価する。
ただし本人は「昔よりマシになったくらい。まだやれると思う」と謙虚だ。アグレッシブさを表現できるようになったのは、自分なりに悩んだ結果。「なんで出られないか、どうしたら出られるか、去年ずっと考えることができてよかった」と振り返る。
リーグ戦はここ2試合先発を続けているが「スタメンを取ったとも思っていない」と川口。松原健、小泉慶との油断できないポジション争いも、成長の糧となる。
(新潟担当 野本桂子)
2015/04/16 07:00