明治安田J1・1st第8節を終え、1勝3分4敗で15位の新潟。ただ、前節のFC東京戦(0●1)後の会見で、敵将のマッシモ・フィッカデンティ監督が「新潟は実力を反映した順位にいない」とコメントしたように、内容は決して悪くない。相手にワンチャンスを決められ、結果は敗戦。だがそのシーン以外は守備の集中は保たれ、攻撃では守る相手を崩し、ボックス内で何度も決定機を作ることができていた。
柳下正明監督も選手たちの戦いぶりを評価しており、試合後「こんなにいいプレーをしているのだから、必ず勝てる」と声をかけたという。
試合翌日の練習場にも、重苦しいムードはなかった。小泉慶は「みんな下は向いていない。やっていることは間違いないっていう気持ちが、みんなの中にある。今はそういう我慢の時期」と認識する。
中2日で、1stステージの折り返し地点となる第9節・松本戦を迎える。「勝ち点3を取れば、波に乗れると思う」。内容に見合う結果をもぎ取り、巻き返しの契機にしたい。
(新潟担当 野本桂子)
2015/05/01 07:00