明治安田J2開幕が近付くにつれ、関口訓充の存在感が増している。5日の練習で行われた紅白戦でも、ピッチ上の誰よりも声を出していた。
練習後は、「一体感を持って、コミュニケーションを取って戦っていきたい。(フォルランとカカウに対して)リスペクトして気持ち良くプレーしてもらう時間も必要だけど、守備を要求する時間帯もある。彼らの意見は尊重するけど、尊重し過ぎて聞くだけでは試合にならない。昇格という目標に向かって全員が共通理解を持って進んでいくことが大事」だと語った。
4日の練習中に接触プレーを巡ってパブロと小競り合いを起こした場面については、「あの程度のプレーで止まってファウルを要求しているようではダメ。文句を言う暇があれば守備をしないと。切り替えが一つの勝負だと思うし、去年の湘南を見ても、球際と切り替えであそこまで勝った。(セレッソも)それができれば負けない。お互い厳しく要求し合っていきたい」と持論を展開。両者はその後、通訳を介して対話したのち、握手を交わしている。
開幕に向け、関口の熱がチーム全体に伝播すれば、ピリッと引き締まるはずだ。
(C大阪担当 小田尚史)
2015/03/06 07:00