25日、C大阪は一般非公開の元、ヤンマースタジアム長居で岐阜と練習試合を行い、2-0で勝利した。
控え組主体のメンバー構成で臨んだ中、12分、楠神順平のスルーパスにタイミング良く抜け出したワントップの永井龍がシュート。岐阜のGK川口能活が弾いたところを西本雅崇が詰めて先制すると、31分にも、相手DFのミスを突いた永井が独力で持ち込み、2点目を決めた。
2点に絡んで勝利に貢献した永井は、宮崎キャンプでの練習試合はすべて3トップのサイドで出場し、動き方に戸惑いも見せたが、1トップで出場したこの試合では本来の良さが出る場面も目立った。
「宮崎では結果を残せていなかったので、開幕前に取れて良かったです。今日のポジションは新体制になって初めてでしたけど、やっぱりココやな、と思いました。もちろん、右でも左でもしっかりやっていきたいですが、自分の生きる場所は真ん中なのかな、と。一番ゴールに近い場所。サイドは視野の取り方が分からなかったり、自分がどこにいたらいいのか、まだ明確ではないけど、真ん中は動きやすい。1点目も、真ん中だからこそ、ゴールの場所も分かりました」。
フォルラン、カカウ、パブロ、玉田圭司。前線の競争相手は名手ばかりだが、「チャンスが来た時に結果を残したい」と話す背番号9の活躍も、J1昇格のためには欠かせない。
(C大阪担当 小田尚史)
2015/02/26 07:00