10日に行われた関西ステップアップリーグのC大阪戦の後半、相手の2トップにフォルランとカカウが並んだ。共にクラブチームやA代表で、世界を舞台に活躍したFW。対峙した京都のCBは、内野貴志と高橋祐治だった。
高橋は「動き出しが早かった。サイドチェンジのキックとか、プレーの質も高かったですね。その中で徐々に対応できたところはあった」とマッチアップした感想を語っている。チームとしてのプレスがはまって機能していた一方、2トップの関係だけでフィニッシュまで持ち込まれる場面もあり、個の対応で、いい経験になったようだ。
内野も「動き出しの感覚はさすが。局面の上手さがあり、ゴール前でも落ち着いていた」と実力を肌で感じた一方、「モチベーションはあまり高くなさそうだったので、なんとも言えない部分がある」とも述べている。川勝良一監督は「本番で別人になる選手は沢山いる。彼らは小さい頃から厳しい生存競争を勝ち抜いてきた選手。(この試合で抑えたから)OKというほど甘いものでもない。それを分かった上で、自信にしてくれれば」と話していた。
(京都担当 雨堤俊祐)
2014/11/15 07:00