9日付で早期契約満了となり、11日にドイツへ帰国したカカウに加え、家庭の事情で現在は日本を離れているフォルランの欠場も決定的な今節の明治安田J2第18節・水戸戦は、誰が点を取るのか、という部分で攻撃陣がクローズアップされる。
12日に行われた15分×3本の紅白戦で存在感を示したのが玉田圭司だ。1本目にゴールを決めると、2本目は、CKから山下達也の得点をアシストした。「(フォルランとカカウが抜けて)より自分がやらなきゃ、という気持ちになる。チャンスメーカーでありゴールゲッターということを意識してプレーしたい」と話す。
玉田のほかにも、前節の愛媛戦(1○0)で決勝点を決めた楠神順平が、「どんどん試合に出て、チームを助けていきたい」と意欲を示せば、フォルランとカカウの弟分であったパブロも、「2人から学ぶことは多かった。アドバイスももらった。彼らに報いるためにも結果を出したい」と意気込む。
また、今節は田代有三のメンバー入りが濃厚。「どういう状況で出ることになるか分からないけど、試合状況に応じた役割を果たしたい」と出番に備える。
(C大阪担当 小田尚史)
2015/06/12 18:14