試合前日の囲み取材や会見の際など、多くの場合、ネルシーニョ監督は質問者の目をじっと見つめながら言葉を紡ぐ。質問を投げかけた人間の何を見ようとしているのか。ポルトガル語のため、言っていることはほとんど分からない。ただ、真剣にメッセージを届けようとする意志ははっきりと伝わってくる。百戦錬磨の指揮官に鋭く目を合わせられると、ときには強い威圧感を覚えた。
選手たちも監督の特徴を問われると、「よく見ている」と口々に言う。公文栄次通訳も、就任当初は「話したことが(通訳を通して)伝わっているのか、メディアの人の様子を…
(12/26発売2014年イヤーブック、「エル・ゴラッソ 2014 J1総集号」より抜粋)
(BLOGOLA編集部)
2014/12/28 18:45