全体練習へ合流した先月25日、「何より、キンチョウ(スタジアム)のピッチに立ちたい」と話していた吉野峻光。
昨日、20日の天皇杯3回戦・カターレ富山戦にて63分に途中出場し、その思いを叶えた。試合後、「キンチョウはやりやすい。見晴らしというか、ボールを持って顔を上げた時の感じがいい」と、復帰後、初のホーム戦を振り返った。
自身のプレーについては、「もっと前に行きたかったけど、うまく時間を使いながら、自分をセーブしながら、役割をこなそうと思ってプレーした」と話し、「もっと仕掛けたくて、うずうずしていた(笑)」という。
復帰後、間もないとあって、「様子を見ながら起用する」(マルコ・ペッツァイオリ監督)と、しばらくの間、フル回転はなさそうだが、今週末(23日)のJ1第21節・広島戦は南野拓実が出場停止というチーム事情もある。「中盤でリズムを作りながら、状況次第で仕掛ける考えも持って、試合状況に応じたプレーをしたい」と語る彼の力が必要な場面がまた、訪れるかも知れない。
(C大阪担当 小田尚史)
2014/08/21 14:49