17日にJ3鳥取入りが発表されたフェルナンジーニョは、2012年の後半戦で甲府のJ1復帰に大きく貢献した選手。32ゴールを挙げて得点王に輝いたダヴィの活躍も、フェルナンジーニョの助けを得た部分が大きかった。翌シーズンは金銭面で折り合わず退団し、半年間の在籍にとどまったが、その実力はいまも当時を知る選手やスタッフの間で話題になるほどだ。
城福浩監督は「あれだけ特別なモノを持っている選手を、きちんとチームのために動かすことは簡単じゃない」と起用の苦労を振り返りつつも、「彼の持っている技術は僕が今まで見た選手の中でも最高級」、「クロスとスルーパスのタイミングや精度は、いまのJリーグでも相当なレベル」と彼の実力を絶賛する。
かつてのチームメートである山本英臣も「スルーパスの強弱はすごい。コンディションさえ整えれば、J3で間違いなく活躍すると思う」と“小さな大選手”の活躍に期待していた。
(甲府担当 大島和人)
2014/06/18 18:01