キャプテンの山本英臣が「尊敬に値する存在」、「何も言うことはない」とまで称賛するのが、前節のC大阪戦で初登場を果たしたジウシーニョだ。彼がプレーしたのは新布陣[3-4-2-1]の2シャドー。攻撃ではFWを近い位置でフォローしつつ、守備でも相手SBやボランチをチェックすることが要求されるポジションだ。
高い位置でボールを追い、ボールを外に振られたら動き直してさらに追いかける――。その献身的がチームを間違いなく助けていた。
C大阪戦については城福浩監督が「効果的なタイミングで動いて欲しい」と指示を与え、後半に修正した部分もある。山本も「もっと決定的な仕事ができると思うし、そっちに比重を置いてもらいたい部分はある」と言う。とはいえ、C大阪戦の「前で少しでも走り回ろうと思っているので、そこは期待をしてもらっていい」という“公約”は、完璧に実行した前節の90分だった。
甲府の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(甲府担当 大島和人)
2013/08/07 20:49