前節、アウェイで松本に敗れた磐田。とりわけ今季プロデビューを果たしたばかりの木下高彰にとっては苦いゲームとなった。
勝敗を左右したのは序盤戦だった。サイドからのクロスボールに対応し切れず、3分、30分に立て続けに失点。「2点とも自分のマークだった」と悔やむ。チケット完売のアルウィンの雰囲気は、初めて経験するモノだった。「スタジアムの雰囲気に勢いを感じて、少しラインを下げてしまった部分があったかもしれない。それをはね返すようなプレーを見せなければいけなかった」(木下)。
終盤には惜しいヘディングシュートを放ったが、ゴールはならず。試合終了後は悔しさを隠せず、しばらく立ち上がることができなかった。
「とにかく悔しい。まだまだ力が足りない」。プロ3年目の今季は、シャムスカ監督に抜擢され、第8節・横浜FC(2△2)戦でプロデビューしたばかり。松本戦で“プロ初黒星”を味わうことになったが、31日にはホームに岡山を迎える。苦い記憶をプラスのパワーに変えることができるか。
(磐田担当 南間健治)
2014/05/28 13:14