今日20日に天皇杯3回戦・奈良クラブ戦に臨む磐田は19日、紅白戦で新オプションの3バックをテストした。紅白戦では主力組のCBに藤田義明、森下俊、木下高彰を起用。シャムスカ監督がプレーを止めながらビルドアップのつなぎや、アタッキングサードでの崩しなど細かい部分を確認していった。
指揮官は「3バックも4バックもできるように練習している。3バックは守備面がシンプルになるし、攻撃の距離感も良くなる」と狙いを説明。天皇杯・奈良戦、さらに24日のリーグ・湘南戦を3バックで臨む可能性が出てきた。大分時代に同監督の下で3バックを経験している藤田義明は、「大分時代とはメンバーが違うので特長も違うけど、前線同士の距離間が良くなるし、楽しさを感じる」と感触を語る。
ただし、3バックは“シャムスカ・ジュビロ”としては初であり、完成度は未知数。紅白戦の前後には鈴木秀人コーチも交え、選手・スタッフ間で何度も話し込む光景が見られた。果たしてリーグ再浮上の起爆剤となるのか。
(磐田担当 南間健治)
2014/08/20 14:28