16日、一部日本代表選手のコンディション調整が都内で行われた。
この日、参加したのは長谷部誠、内田篤人、吉田麻也、香川真司の4名。彼らはすでに帰国している海外組の中でも、負傷などの影響でシーズンをとおして主軸として試合に出なかった選手たちとも言えるだろう。
11時過ぎにグラウンドに現れた4選手は、エウジェニオ・アルバレッラフィジカルトレーナーのもと、ボールを使ったメニューを入れつつ、少しずつ負荷をかけながら体を起こしていく。練習終盤には10秒、15秒、20秒と時間制限を設けた負荷の高いシャトルランニングを5本。はじめは和気あいあいと会話を交わしていた選手たちも、手をヒザについて休むなど言葉が少なくなっていった。日差しが照りつける25℃近い天候も相まって、「キツい」というつぶやきもピッチからは聞こえてきた。
すべてのメニューが終了したのは、12時半頃だった。
練習後、長谷部は報道陣を前に「コンディショントレーニングという感じですね。毎年、(海外組は)少し休んでから状態を上げていく時期。まだ(雰囲気として)張り詰める必要もないし、リラックスしてやっている」と柔らかな表情で話した。
海外組を対象としたこのコンディション調整は、明日以降、人数を増やして行われるという。
日本代表全選手が集まった全体練習は23日から。4人からのスタートとなったが、ブラジルW杯に向けた日本代表の公式練習が静かに始まった。 (田中 直希)
(BLOGOLA編集部)
2014/05/16 14:15