練習試合、紅白戦などで元気なプレーを見せているインドネシアのスター選手・イルファンだが、公式戦にはまだ絡めていない。そんな彼について城福浩監督は「けがで練習にも出られない時期があって、いまは練習試合もやっている。ようやく選択肢に入って良い状況になってきた」と前進を口にする。
ともあれ彼が今までプレーしていたリーグと、J1にはレベルの差があり、城福監督も決して甘い評価は口にしていない。指揮官は「J1で公式戦のピッチに立つというのが、どれだけ大変かを痛感することが、まず彼の成長だと思う。勝ち取った時間の中で、どう悔いなくプレーをして、何を感じるかが2番目の成長」(城福監督)と、彼の歩んでいくべき長い階段を見据える。
16日のナビスコカップ・新潟戦は甲府にとって複数の負傷者、連戦という条件下で迎える一戦で、今まで出番がなかった選手も、チャンスを得る可能性が高い。もしイルファンに出番があったなら、彼の日本での出発をぜひ見届けてほしい。
(甲府担当 大島和人)
2014/04/14 17:24