16日のナビスコカップ第3節・新潟戦は、大卒1年目を3名、2年目を2名起用するなど若手中心のメンバーで臨み、新潟に善戦した甲府。城福浩監督は後半ロスタイムに失点を喫して0-1で敗れた試合後を「何人かの選手は涙を浮かべていた」と振り返る。
監督が「(J1第7節)鳥栖戦(0●2)の勝ち点0と、新潟戦の勝ち点0はまったく違う」と誇る収穫もある。チームの課題である“慎重さと積極性のバランス”が改善され、「アグレッシブさに舵を切る試合」(城福監督)を見せたことだ。
指揮官がそれを強調する理由は「アグレッシブに戦い続けるチームでないと、選手の成長もない」(城福監督)から。そして成長は甲府が経営的、戦力的なハンデを乗り越える必須条件だ。
(甲府担当 大島和人)
2014/04/17 21:41