アンディク・ベルマンサ(写真左)が10日、練習参加期間を終えた。ドリブルをはじめとする強みを発揮し、城福浩監督(写真右)も「教えられないものと、教えられるものがあると思うけれど、前者を持っている」とその可能性を認める。ただし本人は至って謙虚で、「インドネシアのメッシと言われることはプレッシャーです」と高評価に戸惑いも口にする。
「インドネシアはピッチの質が低く、ドリブルが多くなる。ボールコントロール、パスを学んだ」と滞在中の収穫を口にするアンディク。うれしかったことは「まだ甲府でプレーしていないのに、みんな応援してくれて、サインを頼む人がいた」ことだという。「インドネシア人は並ばないですけど、日本人はしっかり並んでいた」ことに感動したそうだ。
「城福監督、神様が自分を選んでくれたら、ぜひここでプレーしたい。(甲府の)環境にも馴染めるとも思う」との想いを日本に残して、21歳の若武者は11日のフライトで帰国する。
アンディク・ベルマンサが手にしているものは、県から贈られた写真パネル(各選手のサイン入り)。6日の練習試合におけるゴールシーンを、県特産の和紙に印刷したもの。
甲府の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(甲府担当 大島和人)
2013/10/10 17:36