お疲れさまです
前節は大分との上位対決を制し、ついにプレーオフ圏内となる6位に歩を進めることに成功しました。これまでは「ここで勝てば…」というところで勝ち切れず、6位以内に入れなかっただけに、選手たちも「今度こそ」の思いで臨んでいたはずなので大きな一歩になりました。監督交代であったり、一時は最下位にまで沈んでいたりしただけに本当に選手、スタッフの頑張りには頭が下がります。同じシーズンの出来事とは思えないです、はい(遠い目)
さて、そんな死闘からあっという間に今度は横浜FMとの「横浜ダービー」を迎えます。ディビジョンが違う両者ですが運命のいたずらか、天皇杯3回戦で2007年のリーグ戦以来の顔合わせを迎えることになりました。練習場にも写真のようにサポーターが掲げたダンマクが。ダービーって感じですね。
2007年の「横浜ダービー」を経験し、今もクラブに残っているのは三浦知良選手、難波宏明選手、内田智也選手、そして、山口素弘監督と奥大介強化部長。今も選手としてプレーしているのが3人だけというのは時間の流れを感じます…でも、カズさんを見ているとそうも言えないか。
カズ選手が自身のイタリアでの経験も踏まえ
「向こうはJ1でこっちはJ2で舞台も違うけど、自分がいたジェノアもサンプドリアとの『ジェノバダービー』では、カップ戦で当たるっていうときはカテゴリーに関係なくライバル意識を持っていた。ダービーはプライベートなものだった。『横浜ダービー』もそういう意識は強い」
と話せば内田智也選手は
「来年、自分たちがJ1に上がればリーグ戦で戦う相手。前哨戦みたいなものかな。横浜には自分たちもいるんだぞっていうところを示したいですね。前回、やったとき、1-8で負けた試合は自分は出ていないんですけど悔しかった。監督もダービーに対する意識を強く持てと言っていました。特別な感じになるんじゃないですか。サポーターの熱の入り方も違うし、練習場にもダンマクが飾ってある。サポーターの勝ちましょうって声も掛けてくれる。まぁ、意識せざるを得ないでしょ。特別な相手ですよ」
と話しています。内田選手はさらに
「最初の『横浜ダービー』で1-0で勝ったときの試合の雰囲気が忘れられないんですよね。勝った瞬間のことは興奮し過ぎて覚えてないんだけど試合が始まるまでのあの雰囲気は本当にすごかった」
と当時のことを振り返っています。いろいろな思いが巡る「横浜ダービー」。私自身も担当1年目でいきなりその場に立ち会えるチャンスを得たことをうれしく思います。
それでは。
(横浜FC担当 杉山文宣)
2012/10/09 21:10