明日、行われる天皇杯3回戦。C大阪の相手はJ2のモンテディオ山形です。山形には、現在C大阪から期限付き移籍中のブランキーニョ選手を始め、船山祐二選手や前田和哉選手、宮本卓也選手など、C大阪にゆかりのある選手も多数在籍しています。彼らとのぶつかり合いも、試合の見どころの1つと言えるでしょう。
ブランキーニョ選手について、レヴィー・クルピ監督は、「インテリジェンスのある、技術の高い選手。試合に勝つためには、彼を抑えることが大事」と話します。また、「山形には、2009年にC大阪のJ1昇格に貢献した船山選手もいますが?」と尋ねると、「彼のことは非常によく覚えている。技術のしっかりしている素晴らしい選手だった」と高く評価していました。
ブランキーニョ選手が移籍するまで、C大阪で行動を共にしていたケンペス選手にも、「ブランキーニョ選手との対戦は特別な気持ちですか?」と聞くと、「彼が移籍するまで、彼とは常に一緒にいた。ともに海外で初めてプレーするにあたって、力を合わせて過ごしてきた。セレッソにいた時、彼は一生懸命練習をして、出番が減っても腐ることなく練習に打ち込んでいた。移籍が決まった時は、彼が必要以上に落ち込むことがないように、声をかけたよ。彼が山形で試合に出て活躍していることは、友人としてうれしく思う。山形の試合を何試合か見たけど、クオリティーの高いプレーを発揮している。ワンプレーで試合を決める能力があるので、彼を自由にプレーさせてはいけない。試合前はアミーゴとして話もする。ただ、試合になれば話は別。彼もプロフェッショナルとして試合に臨んでくると思うし、自分たちも彼にいいプレーをさせないためにしっかり守備をして、最後は勝つ」と、思いの丈を話してくれました。友人との再会を心待ちにしながらも、試合での勝利は誓ったケンペス選手でした。
(C大阪担当 小田尚史)
2012/10/09 20:50