前節・徳島戦での2失点はキム・ジョンピルが徳島のキム・ジョンミンに競り負ける形で奪われたが、それはまさにサッカーがメンタルスポーツであることを象徴するような失点シーンだった。
試合後の会見で三浦泰年監督は「ジョンピルが彼をマークするのをイヤがっていた」と、小学校からキム・ジョンミンを知っていたジョンピルの精神面を失点の原因の一つとして言及。29日の練習後の取材でも「“言葉は魔法”。弱気な言葉を残していると実際にそういうことが起きる」と手厳しかった。
しかし、その一方で指揮官は彼をかばうことも忘れなかった。「ジョンピルが次、彼との対戦するときに『次は必ず止めるから試合に出てこい』という言葉を残せるか。その上での結果はどうでもいい。次は絶対に抑えるという強い気持ちでピッチに立っていれば何も問題はない。徳島戦がジョンピルで負けた試合だと表現するならば、ほかにジョンピルで勝った試合もあるわけだから」。
(東京V担当 郡司聡)
2013/05/30 12:46