右ひざ半月板損傷で戦列を離れていたキム・ジョンピルが、前節・富山戦(1●2)の後半ロスタイム(90分)に途中出場を果たした。わずか6分ほどの復帰戦では、味方の縦パスの展開からターンしてシュートまで持ち込むなど、存在感を発揮。「ロスタイムも6分と長かったので『1点は取れるな』と思った。相手も引いていてパスコースがなかったので思い切ってシュートを打った」とそのシュートシーンを振り返っている。
「彼がピッチに戻ってきたことはプラスαの材料であることは間違いない」と話したのは三浦泰年監督。また、キムのプレーについては「彼のプレースピードが生きている場面もあった」と話した。今節・水戸戦の先発復帰へ、定位置争いも待っているが、キム本人はJ1昇格プレーオフ進出の可能性をまだまだあきらめてはいない。「可能性がある限り戦う。あきらめたらそこでダメだから」。緑の背番号5は、最後まで可能性を信じて戦い続ける。
東京Vの選手名鑑(クラブ公式サイト)
(東京V担当 郡司聡)
2013/11/05 19:50