リーグ戦の順位は一桁の9位にまで浮上し、ナビスコカップも決勝トーナメント進出を果たした川崎F。今季開幕当初の不振を脱し、勝ち点をしっかり積み重ねることができている。その要因として、選手たちは口々に「泥臭さ」や「粘り強さ」といった言葉を並べる。
「いまは結果を出すことで自信をつけている。粘り強い戦いができている」(大久保嘉人)
「自分たちのスタイルで勝てればベストだけど、泥臭く戦って負けないという流れも大事」(田中裕介)
「自分たちのパスサッカーができる時間を増やすことは大事。でもしっかり耐えて、局面でいい崩しから得点ができるシーンを積み重ねたい」(中村憲剛)。
以前は守備陣と攻撃陣で戦い方に齟齬を感じた部分も見られたが、いまは違う。中断前最後のリーグ戦となる、24日の新潟戦。川崎Fは攻守に統一感のある戦いで、5月を負けなしで乗り切る。
(川崎F担当 西川結城)
2013/05/24 18:54