前節の徳島戦に2-0で勝利を収めた岡山。第11節の神戸戦で3失点し、第13節の山形戦も3失点。岡山の堅守に綻びが生じたかと思われたが、第14節・鳥取戦と徳島戦は2連続完封し、そんな不安を一掃した。
堅守を最後尾で支える中林洋次は、「前半に自分たちのサッカーができない中で失点しなかったことがよかった。そういう形に持っていければ、後半はしっかりとしたゲームができる」と、満足顔で前節を振り返る。試合終盤には徳島の猛攻を受けたが、「ああいう展開は慣れている」と笑う守護神は、「そんなに苦じゃなかった。ディフェンス陣は相当にアラートな状態でしたからね。一番後ろにいて、やられる気はしなかった」とディフェンス陣の労をねぎらった。
26日に行われる熊本戦に向け、「どこも簡単には勝たせてくれないと思うけど、僕らも簡単には負けないチームになってきている」と話す守護神の背中は、また一段と大きくなったように感じる。
(岡山担当 寺田弘幸)
2013/05/24 18:45