今節のJ1第27節、新潟はホームで川崎Fを迎え撃つ。
川崎Fには、現在15得点を挙げている大久保嘉人、10得点を挙げアギーレジャパンにも選出された小林悠など、攻撃力のあるタレントが揃う。「でもそこに行くまでに、ボールが通る選手がいる。中盤を経由していくところで寸断したい」と話すのは小林裕紀。大久保や小林悠らに正確なパスを供給する中村憲剛に対して、「確実に厳しく行かなければ行けない相手の1人」と警戒を強める。
中盤の攻防を制することができれば、新潟にとってもチャンス。その大きなポテンシャルは、前節のJ1第26節・名古屋戦から2トップを務める指宿洋史とラファエル・シルバだ。「イブ(指宿)は足元に収まるし、懐が深くてポストプレーがうまい。ラファエルは、引く動きも裏へ抜ける動きも良くて、スピードもある。2人の良さを生かせる状況を作りたい」。彼らの動き出しを見逃すまいと、常に意識する。
攻守にハードワークし、周囲を生かすプレーを得意とする小林裕紀。持ち味を発揮し、今季初の連勝を狙う。
(新潟担当 野本桂子)
2014/10/03 07:00