ここ最近は若手が試合で結果を残しているFC東京。主力MF勢に負傷者が相次いだ中、ボランチの野澤英之がはじめに台頭し、その後も橋本拳人や中島翔哉がゴールを挙げている。しかし、橋本が若手を代表してさらなるレベルアップの必要性について語った。
「試合に出られなかったメンバーは、悔しさをこらえながらも練習してきた。いま、ようやくみんな試合に絡んできているけど、まだポジションをつかんだわけではない」
試合のメンバー外になった選手たちは、主に安間貴義コーチのもと、常に試合本番の状況を想定したトレーニングを積んできた。「練習のイメージ通り、いざ試合に入ってもプレーできた。そこは若手のためになっている」と橋本も好感触を語った。
「J2・熊本からFC東京に戻ってきて、ここで試合に出られたことはうれしい。でもサッカー選手であるかぎり、僕らは試合に出続けないといけない。だから充実感はまだまだ。2ndステージからは負傷者も復帰してくる。そこからが本当の勝負です」
羽生直剛や米本拓司らが復帰してくれば、また激しい競争が始まる。青赤の若手にとって、本格的な戦いはこれからやってくる。
(FC東京担当 西川結城)
2015/06/25 07:00