現在リーグ戦3連敗中のFC東京に、さらなる厳しい状況が降りかかっている。
27日に行われたナビスコカップ・広島戦の途中で負傷交代したMF羽生直剛。検査の結果、左わき腹を痛め、戦線離脱することになった。そのため、30日の明治安田J1・1st第14節・柏戦の欠場が決まった。
さらに慢性的に右膝の痛みを抱えるMF梶山陽平も、連戦がたたってか柏戦を欠場する可能性も高まった。ここに来て、中盤勢に相次いで負傷者が出てきており、マッシモ・フィッカデンティ監督も苦しいやりくりに迫られている。
主将のDF森重真人は柏戦に向けて、「相手は中盤でつなぐ傾向があるので、そこで奪えれば速い攻撃がしかけられる」と語っている。羽生、梶山が不在の中盤では、米本拓司や高橋秀人らにかかる負担はいつも以上に増すが、ここでの勝負が勝敗を分けることにつながる。FC東京が連敗をストップするためには、「いまいるメンバーでベストを尽くす」(フィッカデンティ監督)ことが不可欠だ。
(FC東京担当 西川結城)
2015/05/30 07:00