試合後、山口素弘監督は選手とともに必ずサポーターに挨拶をする。その真意を聞いてみた。
「チームに対するサポーターのアクションは、オレへのアクションだと思っている。チームの勝利を見に来ているお客さんに、何かを言われるのは当たり前。ブーイングする権利もある。でもその矛先は選手ではなく、きっとオレ。『勝たせろよ』と。だから選手は気にすることはない」
結果に関しては「全部オレの責任」と考える、山口監督らしい行動だ。特に24日の前節・岡山戦(0●1)は大きなブーイングが飛んだ。そのことについては、普段に増して「オレの責任」と思うところがあったという。
「正直、岡山戦はブーイングに値するプレーでは無かったと思う。だからオレに対するブーイングだったと捉えている」
また、その考えの発端について問うと「まあ、現役時代に、オレに対してのブーイングではないだろと思っていたところもあるかもしれない」とも話していた。
(横浜FC担当 田中直希)
2013/03/29 19:37