お疲れ様です
前節の徳島戦は立ち上がりに失点を喫しましたが大久保哲哉選手のPKで
追いつき、終盤、途中出場のカイオ選手が決勝弾を挙げ、逆転勝利。
ついに連勝は6にまで伸び、クラブ記録を更新しました。ちなみに担当
記者は完全に置いてけぼりです。
そして、次節はホームでの大分戦。大分を率いる田坂監督と横浜FCを
率いる山口監督と言えば、東海大の先輩、後輩の間柄になります。ちなみに
山口監督の方が3学年先輩になります。その後輩について山口監督に
尋ねてみました
「指導者としては向こうの方が経験もあるし、先輩なんでね。胸を借りる
つもりで戦わせてもらいますよ(笑)」
と謙遜気味。さらに「大学の頃と今の田坂監督と違いは感じますか?」と
尋ねてみると
「元々、そういうものは持っていたと思うし、頭も良かった。真面目な
人間だし、監督という立場になるべくしてなっていると思いますよ」
とのことでした。対戦するにあたってすでに連絡も取ったそうで監督の
心中を勝手に推測すればやはり楽しみな対戦なのかなと思います。
今日の練習後、監督と選手に話を聞いていて印象的なことがありました。
前節の徳島戦、立ち上がりの失点について山口監督に尋ねると
「自分のミス。取り返してくれた選手たちには感謝してます」
という言葉が。でも、選手たちに同じように尋ねてみると、例えば、
シュナイダー潤之介選手は
「監督が立ち上がりは集中しろって言ってる中でああやって失点して
しまっている。本当に反省しないといけない」
という言葉が出てきてます。思えば、山口監督が就任してから話を聞かせて
もらって「選手たちのミス」という類の表現を山口監督が使ったことは
ありません。もちろん、ミーティングなどではどういう風に選手たちに
伝えているのかはわかりませんが互いがそれぞれに責任を求め、反省している
雰囲気ができ上がっているのは頼もしく感じます。
両者に話を聞ける自分は勝手にニマニマしておるわけです、気持ち悪い
ですね(笑)でも、その辺は山口監督のメディアの使い方の上手さというか
表現の上手さも感じます。自分も良い意味で利用されてる気がします。
そこも含めてチームを上手く管理しているような…
今日の取材でも
――選手たちが自発的に話し合う光景も増えてきましたね
「監督のことが物足りないんじゃない(笑)監督としては楽でいいけどね(笑)」
――交代選手が3試合連続で得点中ですね
「どの選手もプレーしたい、試合に出たいっていう気持ちが伝わってくるから。
監督としては大変ですよ(笑)」
といった感じで笑いも交えながら受け答えしてくださる感じは記者の自分ですら
掌の上で転がされているような感じがします。そんなに口数は多くない監督なのですが
言葉に巧さを感じますね。時折、交ぜるシニカルな感じはどことなく松本の某監督を
想起させられるのでそれもちょっとおもしろいなと1人で思っています。
さて、そして、横浜FCのサポーターさんがそこそこ気にしているでろう次節の
わたくしめの出欠確認ですが、次の大分戦はホーム!ついに!ようやく!
とはならず、欠席です…(泣)
むしろ、チームの連勝のためにはこの方がいいんじゃないかと…でも、自分が担当に
なった年にいきなり、チームの連勝記録を更新しているのだから実は縁起物なんだと
頑張ってポジっております。うん、きっと、そうだ。そうに違いない。
練習場に通ってる日々も無駄ではないので自分もチャンスが来たときに選手や監督の
良いところをたくさん紹介できるように仕込んでおきます。西谷での練習を見ていたら
自分もそんな気持ちになってきます。巡ってきたときにチャンスを逃さない。
それでは。
(横浜FC担当 杉山文宣)
2012/06/13 00:00