今季、川崎Fから横浜FCに移籍してきた小宮山尊信が、22日に行われたJ2第9節・千葉戦で今季初出場を果たした。4-0と大量リードした90分、ピッチに立った小宮山はサイドハーフとしてプレー。「三ツ沢は僕の好きなスタジアムだし、サポーターもすごく雰囲気良くしてくれた。交代を待っている間、なかなかプレーが切れなくて、『早く切れよ』ってずっと思ってました(笑)。ボールにあまり触れなかったので、次はもっと長い時間やりたいですね」と、笑顔は試合に戻ってきた喜びを感じさせた。
すでに練習試合では90分出場を幾度かこなしており、「コンディションはすっかり上がっている」。練習試合でともにプレーしたメンバーからは「SBの位置でボールが落ち着くのはすごく良い」(寺田)と絶賛を集め、エースのイバも「フットボールをよく知っている、重要な選手。早く一緒にプレーしたいね」とラブコールを送る。
公式戦の試運転を終え、これからゴールデンウィークの連戦で出場時間を伸ばしていくことが期待される。「千葉戦で試合前にメンバー表を見たら、自分のとこだけ出場0って書いてあって。あれを見て『早く出たい!』と思ったし、やっと1にできて良かったです(笑)。これからどんどん増やしていきたい」と力強く語った。
J2でのシーズンは自身初。対戦する相手、行くスタジアム、初めてのところが多い。「すごく新鮮ですね。ベテランと呼ばれる年齢(32歳)ですけど、あまり自分のことをそう思わないし、いまはとてもフレッシュな気持ちです。全部前向きに、楽しんでやっていこうと思っています」。次は29日の熊本戦。初となるえがお健康スタジアムで、出場数と時間をさらに増やして「チームに貢献する」つもりだ。
(横浜FC担当 芥川和久)
2017/04/26 17:55