長崎は25日、株主総会と取締役会を開き、ジャパネットホールディングスの創業者である高田明氏が代表取締役社長に就任することが決まった。
高田社長は就任から一夜明けた26日、長崎市内の練習場を訪問。練習開始前に高木琢也監督やチームスタッフ、選手を前に就任についてのあいさつを行った。また、わずかな時間ながら練習も視察。その際には高木琢也監督と会話する光景も見られた。
経営問題に揺れたクラブだったが、これにより一定の方向性が見えてきた。「社長さんから『選手は目の前の試合のことだけ考えて頑張ってほしい』と言われました。その言葉どおり、僕たちは現場で頑張って、サポーターの方々が見ていてワクワクするような、楽しめるようなチームになれるように」(増田卓也)、「モチベーションにつながるのは間違いない。自分たちはサッカーに集中させてもらえることになったのでより一層、責任感も出るし、僕らにできることはピッチの中にある」(翁長聖)と、選手たちも高田新社長のあいさつに感銘を受けた様子だった。
現在、チームは3連敗中と苦しい状況にあるが、新体制の初陣に際してモチベーションは高まっている。気持ちを新たに新体制初陣を白星で飾りたいところだ。
写真:杉山文宣
(長崎担当 杉山文宣)
2017/04/26 16:39