横浜FCは18日、松下年宏(右)と来季の契約を更新しないことを発表した。G大阪、新潟、FC東京、仙台とJ1チームを渡り歩き、2014年から横浜FCでプレー。右サイドハーフのレギュラーとして、セットプレーのキッカーとしても活躍したが、今年はリーグ戦10試合(うちスタメン5試合)の出場にとどまっていた。「今年の使われ方に納得はいっていない。まだまだやれると思っている」という松下は、もちろん現役続行の意向。「上位とか下位とかより、パスをつなぐチームでやりたい」と希望を語った。
また、昨日契約を更新しないことが発表されたアン・ヨンハ(左)もこの日、取材に応じた。4月10日の練習試合中に右ひざ靭帯を断裂し、手術からのリハビリを経て、今月からようやく全体練習に部分合流できるようになったところだった。「まるでチームの力になれなかったので仕方がない」とさっぱりした表情のアン・ヨンハだが、今後については「せっかくここまで治したし、選手としてやりきりたい」という。38歳という年齢だけに「契約してくれるチームがあればですけど」と控えめながら、「カテゴリーは問わず、ビジョンのあるチーム。上を目指すチームの力になりたい」と、現役続行へ熱い思いを口にした。
横浜FCはこの日までに、所属全選手へ来シーズンの契約の意思について通知。「今後は2017シーズンの契約更新意思を伝えた選手と話し合いを重ね、契約更新が決定した選手より順次お知らせいたします」としている。
写真:徳丸篤史、Getty images
(横浜FM担当 藤井雅彦)
2016/11/18 19:10