J2リーグ最終節・徳島戦まで、いよいよ残すところ2日。清水は勝てば自動昇格がほぼ決まり、1年でJ1復帰することができる。
「試合前は当然緊張すると思うし、体も重くなると思う。ただ、試合が始まれば問題はない」と話すのは角田誠。まだ高校生だった2001年は「ほとんど試合に出ていなかったし、覚えていない」というが、京都でJ1昇格を経験。さらに、07年にも京都でJ1昇格を経験しており、このときの1年間、特にリーグ終盤戦は鮮明に覚えていると言う。
当時を振り返り、「入れ替え戦があって、その試合も含めてラスト5試合は、試合をするのがイヤなくらい緊張していた」と話した角田。現在のように、J2の1位、2位が自動昇格、3~6位がJ1昇格プレーオフという形式ではなく、3位だった京都は、J1で16位の広島と直接対決。角田の所属する京都は、広島をホームで2-1、アウェイを0-0、と1勝1分で昇格を決めた。
「苦しい一年だったが、後々考えると良い経験になったと思う」
若手がそろう清水のディフェンスラインも、この経験を乗り越えることによって、さらなる成長が見込まれるだろう。そのためにも、角田選手を中心に、最後を締めて勝利することが大事になる。
写真:田中芳樹
(清水担当 田中芳樹)
2016/11/18 19:14