20日に行われたナビスコカップの開幕戦では、“ベストメンバー規定”の適用外試合だったために多くのクラブが直近のリーグ戦からメンバーを入れ替えて試合に臨んだ。なかでも鳥栖と大分の2クラブが、先発選手を7人入れ替える“カップ戦仕様”メンバーは注目を集めたが、鹿島も23日のFC東京戦で大幅なメンバー変更が濃厚となった。21日の紅白戦では、主力組に大迫勇也、ダヴィ、西大伍をのぞく8選手がリーグ戦第3節・広島戦から変更された。なかでも注目は左サイド。サイドハーフに中村充孝、SBに前野貴徳、左CBに植田直通の、今季新加入3選手で構成された。横に植田、縦に中村を従えた最年長の前野は「これまで練習で一緒に組んできたので、連係に不安はなかった」と、鋭い縦突破からダヴィの得点をお膳立て。「(先発出場は)まだ分からないけど」と話しながらも、「今後に生きていくと思うので、もらったチャンスは生かしたい」と、勝負の一戦を前に燃えている。
(鹿島担当 倉橋捺稀)
2013/03/21 20:46