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　11日の天皇杯2回戦・MIOびわこ滋賀との再開試合に向けて、横浜FMのMF藤本淳吾が闘志を燃やした。

　MF齋藤学の負傷欠場が決定的となっており、今週の紅白戦では一貫して主力組に入っている。「これを機にリーグ戦でも出場するチャンスをつかみたい。そういう立場としてプレーする」と背番号25の鼻息は荒い。

　明治安田J1・2ndステージに入ってからは出場機会が減り、先発出場はわずかに4試合。しかし持っている技術は錆びつくどころか「今年は調子がいい」という自負がある。もちろんリスタートのキッカーとしてのプライドも失っていない。

　直近のJ1・2nd第13節・仙台戦（3○1）でMF中村俊輔が今季3ゴール目となるFK弾を決め、それをベンチから見ていて触発された。「チャンスがあればFKを決めたい。キッカーとしてオレもいることを証明したい」。あえて力強い言葉を発し、自らを奮い立たせた。73分16秒からスタートする特別な試合で、藤本が自らの力を誇示する。