27日(明治安田J2第34節)に好調の愛媛をホームに迎える横浜FC。キャプテン寺田紳一は「チームとして勢いを感じる。前半戦(J2第16節)も0−3で負けているので、相手に勢いを付けさせることは絶対に避けたい」と、警戒モードで臨む。中でも要注意人物として挙げるのが、09〜11年まで横浜FCに所属したFW西田剛だ。「もともとチームを盛り上げられる存在だし、剛が点を取ってしまうとチームが勢いづくので気を付けたい」。前半戦でも先制点を挙げたのは西田だっただけに、言葉に実感がこもる。
「でも、前もこうやって『気をつけたい』と言ってるのに決められてるので……」と、寺田は続けた。確かに昨年秋のアウェイゲーム(14年J2第36節/1●2)でも西田に決められている。「あいつはいつも『たまたまっすよ』と言いますけど、成長してると思うし、良い選手になっている」と、西田の謙遜を真に受ける様子はない。横浜は残留争い、愛媛はプレーオフ争いに負けられない一戦となるが、まずは旧友を抑えることが横浜守備陣の仕事になる。
(横浜FC担当 芥川和久)
2015/09/26 07:00