前節・京都戦(0△0)。片山瑛一は決定機を決め切れず、「決め切れなかったことが悔やまれますし、あそこで決める力が個人として必要」と悔しさを露にしていた。
しかし、決して俯いてはいない。「決めれるようになれば自分も上のレベルにいけると思うし、チームを上に連れていく力も付いてくると思ってやっていきたい。ここを乗り越えられるかどうかだと思うので、乗り越えていくために練習からやっていきたい」と上を見据えている。
壁にぶつかっている片山に対して、長澤徹監督は「アイツに起こっていることは世界中で起こっている。大事なのは起こった現象をどう捉えて前へ進んでいくか」と寛容に見守り、「どのゲームでもチャンスを作っている。その先にさらに奥深い世界が待っているんだけど、アイツの答えはアイツ自身の中にしかない。ストライカーはみんなそうなんですけど、それを見つけることができるか」と、背番号19の覚醒を待っている。
(岡山担当 寺田弘幸)
2015/09/26 07:00