ようやく九州北部の梅雨明けが告げられた29日、灼熱のグラウンドでは走力を求められるトレーニングが続けられた。練習後にはいつも元気者のフェリペでさえ、いつの間にか上達していた日本語で流暢に「疲れた…」とぐったりしながら引き上げていくなか、為田大貴は充実した表情で取材に応じた。
明治安田J2第23節東京V戦(2○1)で今季初ゴールを挙げたのを皮切りに、第24節長崎戦(2○1)、第26節群馬戦(2○0)と立て続けに得点。開幕前の負傷離脱からようやく本来のレベルへと復調し、先日も「相手の動きの予測など試合勘の部分が上がってきた」と話していた矢先だった。
試合終盤まで運動量が落ちないことについても「個人的にというよりも、いまはチームが連動して動いているので自然と走れている」「ハイプレスに行くと自然と強い気持ちになる。相手のミスを誘うチェックをしたい」と意欲的だ。
自らを「後半戦型」と呼ぶ。シーズン終盤に向けての上り調子が、チームの上昇を導くはずだ。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2015/07/29 17:30