26日の明治安田J2第26節・群馬戦は、クラブが毎年1回「大分総力戦」と銘打ち大分県民をトリニータシートに無料招待する大一番。現在リーグ最下位ながら調子を上げているチームは試合前日恒例のミーティングで声を掛け合い、心をひとつにした。
今季大分に移籍し初の「大分総力戦」に臨む兵働昭弘は、この試合への集客のための街頭でのチラシ配りにも初めて参加し、道行く人たちから多くの叱咤激励を受けた。「大分県の中心にトリニータがあるということを感じた。試合の大切さはいつもと変わらないが、僕らが勝つことによってたくさんの人が喜べるのだとあらためて分かった」と、勝利への決意をにじませる。
最年長の高松大樹は「勝ったら勝利給を倍にしてもらおう!」と青野浩志社長を探し回り、めざとくその姿を見つけると「あっ! 社長がいた♪」と早速交渉に入った模様。青野社長の苦笑いが嬉しい悲鳴に変わるような結果に期待したい。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2015/07/25 16:11