長らく戦列を離れていた飯尾一慶が、先週末から練習に復帰している。昨年横浜FCに加入して以来、「大きなケガから小さなケガまで」度重なり、昨年は出場わずか9試合。今年も、昨年の左足首腱脱臼の手術から復帰して間もなく膝が痛くなり、「一所懸命やれないよりは手術して思い切りやれるほうが自分のために良い」と、4月初旬に手術に踏み切った。「今は(フィジカルが)本当にキツい」と苦笑いしながらも、サッカーができる喜びを噛みしめている。
辛いリハビリも、「監督が変わった中でも選手たちはすごく頑張って勝ち点を取ってきている。それを励みに頑張った」という飯尾。東京V育ちのテクニシャンとして知られるベテランだが、まずはミロシュ・ルス監督へのアピールから。「守備のことをすごく言う監督なので、自分たちが攻めた後の守備の位置とか、僕も言っていければ。時間を取り戻すことはできないので、これからの残り約5ヶ月、しっかり貢献できるように頑張りたい」と、謙虚に前を向いた。
(横浜FC担当 芥川和久)
2015/07/01 20:11