ヤマザキナビスコカップ予選Aグループでは、現在2位の新潟。クラブ初の予選突破をかけ、予選リーグ最終戦である第7節・松本戦に全力を注ぐ。
1日の練習では、チームとしての狙いを共有すべく、選手同士がいつも以上に声を掛け合う姿が見られた。「ピッチでの問題は、ピッチでしか解決できない」と柳下正明監督。全員が同じプレーはできない。ならば、お互いのいいところを出し合うために、カバーし合うことが大切だという。
中盤の司令塔・小林裕紀も常に声を出し続け、リスクマネジメントに注意を払う。「攻撃はすぐに修正できなくても、守備は意識すれば危ないところを消せる」。攻撃で相手が嫌がる場所を突ける小林だからこそ、やられて嫌な場所にもいち早く気付けるのだろう。
チームとして失点も続いているが「失点しないよう気にし過ぎると、取られたときにガクッとなる。取られても取り返せばいいよというのを、チームとして出して行ければ」と小林。逃せない勝利のため、攻守で貢献する。
(新潟担当 野本桂子)
2015/06/02 12:41