FC東京のDF松田陸が、今季公式戦初先発での活躍を誓った。
今季プロ2年目の右SBは、今季ここまで出場機会に恵まれてこなかった。不動のレギュラー・徳永悠平を越えられず、ベンチ外の試合も多くあった。
その松田が、Jリーグヤマザキナビスコカップ第5節・甲府戦で、今季初先発を果たしそうだ。
「(先発メンバーはまだわからないけど)ようやくチャンスが来そうです。アシストなり得点なり結果を残したい」と話す。
ここまで苦しい日々については、「厳しかったけど、自分に試練が与えられていると捉えて練習をやってきた。モチベーションも下がっていない」と前を向き続けてきた。
すでにピッチでのプレーイメージもできている。
「特にクロスの練習を意識してきた。あとは体力が下がらないように走りこみもしていた。試合勘が落ちても、そこは保てるように。自分が出たらFWの選手には中央に走り込んでくれるように伝えている。このチャンスをつかむしかない」
この日の前日には髪を短く切り、気分もサッパリ甲府戦に臨む。青赤の攻撃的SBが、停滞ムードのチームに勢いをもたらす。
(FC東京担当 西川結城)
2015/05/20 07:00