19日、清水は非公開練習を行った。
しかし、ミーティング後にピッチに現れたのは、35人中25人。10人もの選手がけがで別メニュー調整となった。このところのけが人の多さは、今季清水にとって最もピンチと言えるだろう。20日のナビスコカップ第5節・名古屋戦も、これまでのメンバーから大幅な変更を強いられる。
ただ、その中で大榎克己監督は「金子(翔太)を使おうと思っている」と明かした。2年目の金子は、明治安田J3のJ-22で7試合1得点。清水の一員として今季のリーグ戦出場はなく、ナビスコカップでの2試合の出場にとどまるが、チームが変わってもコツコツと結果を残してきたことが評価されたようだ。
「2列目からのスピードに乗った前への推進力を見せたい」(金子)
キラキラした笑顔で語るその表情からは、気負いや緊張といったネガティブな感情は一切見られない。指揮官の期待に応え、一気にリーグ戦への出場も手にしたい。
(清水担当 田中芳樹)
2015/05/20 07:00