開幕カードとなった大分戦は、因縁あるマッチメークだ。大分はランコ・ポポヴィッチ監督、森重真人の古巣であり、さらに現在の大分には宮沢正史、高松大樹といったFC東京に在籍した経験のある選手がいる。
ポポヴィッチ監督にとっては日本で初めて指揮をとったチームが大分であり、プロ生活を大分でスタートさせた森重にしても思い入れが強いチームだ。さらに、今季は大分に深谷友基が復帰したという縁も重なった。
大分時代に深谷とともにDFラインを形成していた森重は「(深谷と対戦するのは)楽しみの一つですね。深谷さんの良いところは分かっているし、深谷さんがやられて嫌なことも知っている。そこを周りにも伝えていきたい」と、“スパイ工作”を示唆している。
無論、森重の癖も相手には筒抜けだろう。注目の開幕戦では、自身が成長した姿をしっかり見せたいところだ。
(FC東京担当 田中直希)
2013/02/26 20:52